前回は広島の記事でしたね。自信満々余裕綽々な発言をしていましたが、日本ハムにアッサリ逆転?日本一を許してしまいました。
実は連敗街道を突き進むこととなった第3戦を札幌ドームに観に行きました。
広島で2連勝したうえ、丁度黒田の最終登板ということで贔屓の僕にとっては最高のシチュエーションでした。が、結果は…
まあそこは皆さん重々承知だと思うので割愛させていただきまして…今回はPCDPに関して拙筆ではございますが記事にしていきたいと思います。(ゆいゆいレポートは貯まり過ぎたのでゆいかおりツアーの前後からまた更新しようかな)
皆さんはPCDPをご存知でしょうか? PCDPとはポータブルCDプレーヤーの略称です。
ポータブルオーディオの界隈では今でもなんとな~く耳にする機会もあるとは思いますが、一般の方ならもう過去の産物では?とお思いの方も多いことでしょう。
実際、CDをわざわざ外に持ち出さなくてももっと手軽に音楽を持ち運べる時代なので古臭いと思われてもま、多少はね?と言ったところですが、このPCDP、実に奥深いんですよ
PCDPの良さとしてオーディオに興味のない人に対しても胸を張って言えるのが、買ったCDをその場で再生できるということです。この点に関してはPCDPを上回るデバイスは存在しないでしょう。
皆さんはこんな経験ないでしょうか。「火曜の昼休み、CDショップ或いはオタク向けショップで大好きなアーティストのCDを買ったはいいが、夜に自宅に帰るまでこれを聴けないと思うと発作を起こしそう!死ぬ!!」
オタクはすぐ死ぬのでこういった症例は見られがちです。
ところがPCDPがあるとこうしたピンチを難なく乗り越えられます。ハードオフなどでジャンクコーナーを漁って高くとも1000円以内(数年前まではもっと安かった)でPCDPを手に入れれば買ったCDを即座に再生することができるわけです。
先ほど「過去の産物」という言葉を挙げて、今のPCDPの世間での捉えられ方を説明しましたが、実際、PCDPが今置かれている立場は決して良いとは言えません。
かつてはソニーやパナソニック等といった国内メーカーが切磋琢磨しながらPCDP界を牽引していき、84年のPCDPの誕生から、オーバーサンプリング、低域強化機構、音飛び防止機能など様々な進化を経てきました。
が、iPodをはじめとするデジタルオーディオプレーヤーの登場や、iTunesなどの登場により、より手軽に音楽を購入し持ち運べる時代が到来して以降はみるみる衰退し、数年前、ついにソニー、パナソニックの大手がPCDPの出荷を終了しました。
今では数社のみが細々とホームセンターや家電量販店等に卸すばかりです。
音楽をデータとして持ち出すのは確かに革新的なまでに手軽ですが、ガールズ&パンツァーの劇場版BDの特典にスマートフォンなどで本編をストリーミング再生できるコードがついてきたように、CDに音源のDLCが付くというスタイルが普及しない限りは、買ったその場で…という点でPCDPに勝るものは絶対ないし、それはPCDPの他にはない絶対的な魅力の一つだと思います。
ですからもっと多くの人にとって「一家に一台」というような存在になってほしいと勝手ながら常々思っています。一台あるだけで何かと便利ですよ。
また、PCDPは今のDAPに勝るとも劣らないほど音が良いです。(個人的には)
今のDAPが一部を除いて小型化しているのに対し、PCDPは大きさに余裕があるので、積むもの積めますしね。その分持ち運びに関しては大分不向きになりますが…
幾つもの機種を聴いたわけではないので、かなり偏見や嗜好が混じりますが、特に初期のマルチビット機の音は、それぞれ個性がありながらも力強く繊細で、単純に好きです。
SL-S30です。 pic.twitter.com/UG9mgopkka— おすし (@osushi_4545) 2016年9月28日
SL-S505です。 pic.twitter.com/DCn5jaISmH— おすし (@osushi_4545) 2016年11月16日
— おすし (@osushi_4545) 2016年11月18日
このようにデザインもかわいらしいですね。食べちゃいたいくらいです
そして所有欲も満たされます。
これらのPCDP、どれも製造から四半世紀以上過ぎてまして、そうなるとどうしても経年劣化で内部が知らず知らずのうちに蝕まれていくため、私は恥ずかしながら電気工学は無知なのでご厚意で何台か整備していただいてます。
そのうちは自分の手で再生させていきたいものですね。
オークションで良機種のジャンクを落として…整備して…素敵なことやないですか
後半は自分語りとなってしまいましたが、少しでもPCDPを知っていただけたら幸いです。
ではまた
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