さて、今日で確か購入して2か月にもなりますしおすし、そろそろDP-X1のレビューをしていきたいと思いまスゥゥゥ…
まあ大体のことは他の方がレビューされているので、スペックなどに関する一般的なことは省略していきますね
まずは2.5mmのバランス出力に関して。
これは本機の強みの1つでもあると思います。手持ちのサンカでアンバランス直挿し(ケーブルはサンカ付属のもの)とバランス(ケーブルはNOBUNAGAの雷切)で聴き比べた場合、音の明瞭感が明らかに上がります。これは同価格帯のAK100Ⅱのバランス出力で聴いた音よりも音場が広く、個人的には好みでした。
DP-X1では通常のバランス出力のほかに、ACGという独自の出力方法があります。この出力は、バランス接続時にグランドの安定化を図ることでクリアな音質を実現するというものです。公式でもACG出力のバランス出力に対する優位性が何点か挙げられていますが、個人的には音が丸くおとなしめになってしまう上、ボーカルの音が詰まり気味に聴こえる気がするので、ふつうのバランス出力で聴いてます。ACG出力では低音の奥行きを感じられるので、クラシックなんかには向いてるんじゃないですかね(適当)。
この画面からバランス接続時の出力方法を選択できる。 |
これは慣れるのには時間がかかる…というより、慣れるのは難しそうですね。残念ながらONKYOが謳う直感的なものとは程遠いです。
というのも、プレイリストを作る際に楽曲やアルバムを「再生待ちリスト」に経由させる必要があるなど、癖のある点が多いのです。
左の画像のように、アルバムや楽曲単位で中央の画像のような「再生待ちリスト」に追加して、プレイリストとして保存することができます。あくまで再生待ちリストなので、リストを作っている最中にプレイリストに入れるつもりのない楽曲を再生しようとすると、右の画像のように今まで作ったリストが丸ごと無くなってしまうわけです。
また、一旦保存したプレイリストは、プレイリスト自体を再生待ちリストに入れる方法でしか中身を更新することができません。これでは元のプレイリストを削除することになるので非常に効率が悪いです。
こうしたプレイリストに関する問題点は多くのユーザーから指摘されているので、今後のアップデートでの改善を期待したいですね…
※追記 4/12のアップデートによるプレイリストにかかわる機能の拡充でこれらの問題点は解消されました。そちらに関する記事も後ほど上げるかも
この他にもmicroSDの相性によって動作に問題が生じることなど、難点はいくつかありますが、充実した機能、バランス出力の音質の良さはそれらのマイナス要素を上回るものだと思います。
DAPやイヤホンのメーカーの国にはこだわりはありませんが、最近新興国に押され気味のポータブルオーディオ市場に挑戦状を送り込んできたONKYOには是非とも健闘していただきたいものです。
以上、拙いながらもDP-X1のレビューでした。最後までご覧いただきありがとうございます。今度はイヤホンのレビューになると思うのでもっと簡潔な記事にしますね。